第13回(平成21年度)総会(紙上総会)

紙上総会について

多数のご賛同のおハガキありがとうございました  考心会会長 吉村悟一

 皆様にはお変わりなくお過ごしのこととお喜び申し上げます。総会の席でお顔を拝見できなかったことはとても残念でした。
 新型インフルエンザについては、幸い夏に向う日本では沈静化に向っているようですが、世界保健機関(WHO)は警戒レベルを「フェーズ6に引き上げ」世界的な大流行と報道されています。日本でもこれから冬に向う11月以降の大流行がとても心配です。
 さて、「平成21年度総会の中止とその後の対応について」のご提案に、多くの皆様のご賛同のハガキをお寄せいただき厚くお礼申し上げます。総会を紙上で行うという初めての試みでしたので、心の通わないところはあったと思いますが、幹事一同も「健康で健やかな毎日をくらしたい」という、皆様の気持ちとまったく同じところにありますので、これからも「考心会」へのご協力とご支援をよろしくお願いいたします。
 今回の総会中止の決定につきましては「いい決断でした」「私も心配でした」などの声を聞かせていただき、総会を中止したことは間違いなかったと思っております。しかし、総会を開催できなかったことは、皆様が楽しみにしていた南淵先生や倉田先生にお会いする機会や講演を聞く機会を奪ってしまったことですので、大変辛い思いをしております。また、幹事会でも通常以外の緊急の作業が入り多忙をきわめることになりました。これから秋の講演会では、新型インフルエンザの流行がないことを願うばかりです。
 総会の議事についてですが、第1号議案「平成20年度事業報告」、第3号議案「21年度事業計画案」では特にご意見はありませんでした。しかし、第2号議案「20年度会計報告」、第4号議案「21年度予算案」の件では、「予算の組み方」に関わって「第2号議案・収支・支出ともに過剰見積もり」「第4号議案・21年度予算は20年度予算ベースとなっているが、20年実績から差額の大きいものは見直す必要はないか。例・会議費・通信費」というご意見とご提案などがありました。 
 確かにご指摘はごもっともなご意見だと思います。それでは何故過剰と思われる予算案にしているのか、という理由をご説明したいと思います。   
 一年間の活動ではどんな事が起こるか判りません。今回の「総会中止」もその一つの例です。総会の中止で「講師料」の予算は使いませんでした。しかし、中止に伴う皆様への諸連絡等の「通信費」は大幅な支出増となりました。もし去年の実績をもとに予算を組んでいたら間違いなく赤字となっていました。「会議費」や「交通費」についても、何か問題が生じたら緊急会議を開かなければなりませんが、それ以外に新たに幹事をやっていただける方の予算もそれなりに見込んでおります。年度途中で予算の組み替えができないため、そういったことを配慮して多少多目に予算措置をしています。
しかし、これまでの会計報告でもご承知のように、予算措置をしたらそれを年度内に全て使い切るという会計手法は執っておりません。出来るだけ無駄のない使い方をして、余ったら次年度へ繰り越しをしてきました。
 患者の会という任意団体として一番気をつけなければいけないことは、「お金の使い方」と「処理の仕方」だと思っております。そして、お金の使い方を見ればその会の概要がつかめるとまで言われています。ですから、会費の入金処理と会計処理には特段に注意を払い、出来るだけオープンにするよう心がけているつもりです。ぜひ今後ともそうした考えで処理していきますので、ご不審な点がありましたらいろいろとご意見をいただければ幸いです。
 最後に、この場を借りて二つばかりお願いしたいことがあります。一つは、最近メール便で配達させていただいておりますが、転居等により戻ってくる封筒が増えています。戻ってきた書類は再度、郵便で発送して正確にお手元に届く努力をしております。そこで、もし転居された方は事務局までご一報してください。
 二つは、大和成和病院のお近くにお住まいの方で、大和、相模原、藤沢、鎌倉、横浜、座間、海老名、綾瀬、町田各市の方で考心会の幹事をしていただける人はおりませんでしょうか、幹事になって良かったと思うことは、同病の人たちの幹事同士が交流できて、生きがいを感じられることです。「それでは私も」と思われる方がありましたら、事務局長までお声を掛けてください。お待ちしております。 

平成21年度事業計画・収支予算案を可決
異例の紙上総会・全議案賛成多数で承認

 平成21年5月24日に開催を予定していました考心会の平成21年度総会は、新型インフルエンザの流行という思わぬ事態に際し、会員の皆様の健康と安全をはかる上から中止を決断いたしました。総会を延期ではなく中止にしたのは、今後のインフルエンザの沈静化の推移の見極めが難しいことと、当面の会場確保が困難だというのが判断理由です。
 幹事会では総会に代わる方法として、極めて異例なことではありますが、「総会を紙上で行う」ことに決定しました。6月7日、全会員に総会議案(平成20年度事業報告、同会計報告・同監査報告、平成21年度事業計画、同収支予算案)を送付、20日締切で議案の賛否を問うハガキの回収を行いました。
 ハガキの回収結果は次の通りです。会員数901人、紙上総会出席数532人(同出席率59・04%)このうち議案に賛成の方521人、反対の方3人。無効(賛成・反対の意思表示なし、賛成・反対のいずれにも○印を付けた方)7人、△印(半分賛成で半分反対の意でしょうか?)を付けられた方1人でした。
 この結果、圧倒的多数(97・93%)の賛成をいただき、4議案すべての承認をいただきました。平成21年度の事業計画と予算は次の通りです。
◆平成21年度事業計画
1.総会(5月24日の開催を中止、代わりに紙上総会開催)6月7日議案郵送・6月20日回収。2.講演会(10月25日・大和市保健福祉センター)講演とパネルディスカッション(南淵明宏先生ほか)。3.幹事会・役員会(平成21年度15回予定)4.創立15周年記念事業について(アンケート調査の内容検討と実施の準備、単行本『心臓病との闘い(2)』出版に関する準備)。5.会報「考心」の発行(7月・11月)。
6.ホームページ更新。7協賛会員・寄付金の募集活動。
◆平成21年度収支予算
〔収入の部〕前年度繰越金152万6千618円、会費(829名)248万7千円、協賛会費20万円、寄付金50万円、雑収入2万円=合計473万3千618円。
〔支出の部〕総会・講演会費100万円(会場費50万円・講師料50万円)、考心発行費70万円(印刷費50万円・発送費20万円)、会議費40万円、渉外費20万円、交通費20万円、事務費35万円、委託費16万円、手数料1万5千円、通信費53万円、慶弔費3万円、修繕費5万円、傷害保険料5万円、特別事業準備金80万円(15周年記念事業積立金)予備費24万8千618円=合計473万3千618円。 

紙上総会に対するご意見

 会員の皆様より平成21年度「紙上総会」の議案(第1号議案〜第4号議案)に対するご意見とご質問をいただきましたので、執行部よりご回答を申し上げます。

 ◆込山定之さん(伊勢原市)
 2号、4号議案で予算額と決算額の左右を入れ替えた方が、表の理解がしやすいと思う。また表現は実績と計画でよい。4号議案で、前年度と今年度の予算額(計画)の対比はあまり意味がない。前年度の実績(決算額)と対比すべきだと思います。
 大貫会計
 従来より予算と決算に関する様式は現行のやり方で表示してきましたが、ご提案を参考により理解しやすいようつとめててまいりたい。
 ◆和知和良さん(横浜市緑区)
 会費納入のお願いの文字が読みにくい。横長の文字ではなく普通の文字のほうが良い。
 大貫会計
 パソコンのフォントにもよりますが、見やすいように努力いたします。
 ◆竹村健治さん(長野市)
 特例ですが、もっと簡略化を考えて幹事会の審議で代行処理できる案もあったかと思います。紙上総会は印刷、発送、整理など大変な量のお仕事となります。会長はじめ皆様、健康を害されることのないようお願いいたします。
 吉村会長
 総会中止は考心会でも初めてのことで、その対応に苦慮しましたが、会則に「幹事会は総会で議決された事業および予算の執行、事業計画および収支予算案の起案、その他会の運営に関する件を行う」機関とあり、総会に代わる審議・議決機関ではないため代行処理を行うことは出来ません。今回、大変な時間と手間、費用がかかる結果となりましたが、新型インフルエンザ発生という異常事態のことでもありご理解をいただきたいと思います。
 ◆前坊勲治さん(春日部市)
 第4号議案は収入、支出とも過剰見積。平成21年度予算は、20年度の予算ベースとなっているが、20年度の実績から差異の大きいものを見直し、検討すべきではないか。例えば会議費、通信費など。考心会で「狭心症再発」の経験を取り上げてほしい。
 吉村会長
 第4号議案、収入の部では協賛会費ならびに寄付金額を前年度より多めに見て予算化しています。支出の会議費、通信費の増加については、平成23年度に予定している15周年事業の準備に備え、通年を越える会議の開催と事務量(会員への文書印刷・郵送費)が増えるために計上したものです。
 一年間の活動ではどんな事が起こるか判りません。今回の「総会中止」をせざるを得なかったこともその一つの例です。総会が中止となって「講師料」の予算は使いませんでした。しかし、中止に伴う皆様への諸連絡等の「通信費」は大幅な支出増となりました。もし去年の実績をもとに予算を組んでいたら間違いなく赤字となっていました。「会議費」や「交通費」については、何か問題が生じたら緊急の会議をしなければなりませんが、それ以外に新たに幹事をやっていただける方の予算もそれなりに見込んでおります。年度途中で予算の組み替えができませんので、そういったことを配慮して多少多目に予算措置をしてあります。
 「狭心症再発」の経験についてですが、平成20年度秋の講演会でも、「術後の生活と再発について」パネルディスカッションを行っており、ご提案の件については『心臓病との闘い2』の刊行を計画するほか、講演会でも機会あるごとに取り組んでまいりたいと考えております。
 ◆小林三千代さん(町田市)
 会費3000円は安いのではありませんか? 5000円にして講演会の時に、何かお土産(南淵先生の著書など)がついたら嬉しいし、楽しみも増します。
 吉村会長
 昨今の経済情勢を考えますと会費の値上げは考えておりません。幹事一同、会員の皆様へは会費(3000円)以上の成果を還元するという姿勢で取り組んでおります。ご提案の件については会費とは別な意味で検討してみたいと思います。
 ◆丸太浩史さん(町田市)
 1.4号議案の「平成21年度予算」の中で、1収入の部の寄付金が前年度比10倍の50万円と高額になっていますが、どこからか寄付をいただける目処があるのでしょうか?
 山本事務局長
 後に出てくる3のご質問にも関連しますが、寄付金は万が一、会の事業費が不足した場合の補てんと、周年事業費に宛てる目的で募っているものです。 寄付金といってもただ手をこまねいているだけで入って来るわけではありません。病院のご協力もいただき、法人に対しましては会としてそれなりの礼儀をつくし時間と労力を費やしてお願いをしています。お願いしたからといって必ずしも成果が上がるわけではありませんが、目標を定めた方が協力を得やすいということで今年度50万円を予算化したものです。大口寄付の申し出があるわけではありません。
 2.支出の部で事務費が前年度実績より約15万円も増えていますが、その理由は何でしょうか?
 大貫会計
 会員増による印刷・発送費の増加、特に今年度は15周年事業の準備を予定しているため、会員へ協力をお願いするなどの事務量(印刷・封筒・郵送代)が通年より増えますので、それを見越しての予算化です。
 3.特別事業準備金が320万円と高額な積み立てですが、いつまでにいくら積み立てるのですか。その目的は何ですか?
 山本事務局長
 特別事業準備金は15周年事業費(平成23年度実施)に宛てるものです。10周年事業では会員に対するアンケート調査と体験集を出版しましたが、費用のほとんどを会員の皆様にお願いせず、法人からの寄付に依存した経緯があります。ただ昨今の厳しい経済状勢下では、いつも法人の皆様にご協力をお願いするわけにはいかず、10周年以降、余剰金を年度毎に積み立てることにしました。15周年事業も現在の積立金だけで賄えるものではありませんので、今後も寄付金の募集と積み立ては継続してまいります。
 ◆須藤清春さん(山形県鶴岡市)
 手術後の悩みなどをアンケート方式でやってもらいたいです。
 山本事務局長
 手術後の会員を対象にしたアンケートは、平成17年10月に「心臓病アンケート調査」として実施、日本で初めての患者自身による調査報告書を刊行いたしました。まだ残部がありますので、もしご覧になっていないのであれば大変恐縮ですが、報告書代金500円と送料をご負担いただければ郵送いたします。なお、平成21年度事業計画でもご提案いたしましたが、15周年記念事業として第2回目の「心臓病アンケート調査」を実施する考えです。今年度末までにアンケートの内容を作成して会員の皆様に発送、ご協力をお願いする予定です。報告書の作成は平成23年度になります。