第14回(平成22年度)総会(2010年5月16日・藤沢市民会館小ホール)


15周年記念事業など可決  南淵先生・菅原先生・梅垣先生が講演

 考心会の平成22年度(第14回)総会が、5月16日午後1時から藤沢市民会館小ホールで開かれ、会員341名と家族、大和成和病院からも南淵明宏院長をはじめ、医師、看護師、職員のご出席をいただきました。
 あいさつに立った吉村会長は、2月17日に初代会長・頓宮雄三さんが亡くなられたことを報告し、出席者全員で黙祷を捧げた後、「この会も14年目を迎えると予期しないことが起きます。昨年の紙上総会がそうでしたが、そうした緊急の事態に対応しながらマンネリに陥らないよう、会員の皆さん方が一番関心のあること、疑問に思っていることに答えていけるような会にしていきたい」と述べました。
 総会では山田高美副会長を議長に選出、平成21年度事業報告、会計報告、監査報告、ならびに平成22年度の事業計画、収支予算案、役員改選の提案が行われ、審議・採決の結果、すべての議案が原案通り全会一致で可決されました。
 総会後は大和成和病院の南淵明宏院長が近況報告を行い、続いて同病院循環器内科副部長の菅原重忠先生、独立行政法人国立健康・栄養研究所情報センター長の梅垣敬三先生にご講演をいただきました。出席した会員は「講演会はとても有意義なお話で、内容も会を重ねる毎にレベルアップしています」と感想を話していました。(あいさつする吉村会長)

21年度監査報告を行う浅野会計監査 21年度会計報告・22年度収支予算案を発表する大貫会計 21年度事業報告・22年度事業計画を発表する山本事務局長

議長をつとめる山田副会長

                平成21年度事業報告 
◆総会 5月24日、大和市保険福祉センターで開催を予定していた平成21年度総会は、新型インフルエンザ流行のため中止を決定、代わりに異例の「紙上総会」を開催、議案を郵送・回収した結果、賛成多数(回答者532、賛成521・反対3・無効8)で可決承認。
◆講演会 10月25日大和市保健福祉センターで開催。大和成和病院の南淵明宏院長が「心臓手術と仏性」、倉田篤心臓外科部長が「人工弁の置換術後の生活について」、不整脈科部長の白石隆吉先生が「不整脈の種類と治療法について」と題して講演。
◆創立15周年事業 アンケート調査の素案作成、単行本『心臓病との闘い2』の出版準備作業に着手。
◆会報 7月5日「考心」第24号、12月6日第25号発行。
◆協賛会員及び寄付金の募集結果 0件。
◆会員数(3月31日現在) 一般会員887人、協賛会員6法人。

                平成21年度会計報告 
◆収入の部=前年度繰越金152万6千618円、会費255万6千円、協賛会費6万円、雑収入2万5千739円、合計416万8千357円。
◆支出の部=総会・講演会費18万2千240円、会報発行費63万8千558円、会議費24万4千903円、渉外費10万円、交通費15万870円、事務費11万7千470円、委託費8万9千626円、手数料1,875円、通信費44万920円、慶弔費4万円、傷害保険料1万9千600円、特別事業準備金80万円、次年度繰越金134万2千385円。合計416万8千357円。

                平成22年度事業計画 
◆総会 5月16日(藤沢市民会館小ホール)講演=南淵明宏先生(大和成和病院院長)「近況報告」、菅原重忠先生(大和成和病院循環器内科副部長)「心臓カテーテル治療の実際」、梅垣敬三先生(独立行政法人国立健康・栄養研究所情報センター長)「健康食品・サプリメントとのつきあい方」。
◆講演会 日時・会場未定(5月16日現在)。
◆創立15周年記念事業 アンケート調査の実施(発送・集計)。単行本「心臓病との闘い2」出版準備(原稿募集と編集作業)。
◆会報 「考心」第26号、第27号発行。
◆ホームページ更新、
◆協賛会員・寄付金の募集活動。

                平成22年度収支予算 
◆収入の部=前年度繰越金134万2千385円、会費255万6千円、協賛会費20万円、寄付金50万円、雑収入2万円、合計461万8千385円。
◆支出の部=総会・講演会費100万円、会報発行費70万円、アンケート調査費60万円、会議費35万円、渉外費20万円、交通費25万円、事務費30万円、委託費16万円、手数料1万円、通信費53万円、慶弔費3万円、修繕費5万円、傷害保険4万円、特別事業準備金30万円、予備費9万8千385円。合計461万8千385円。

                   新役員
 会長=吉村悟一、副会長=山田高美、田国雄、会計=大貫武男、事務局長=山本忠則、事務局次長=古沢啓司、幹事=山田静栄、北川都、山本邦雄、河野勝、浅野恵子、木下辰雄(新任)、後藤大和(新任)、会計監査=田幸子、浅野武央、顧問=南淵明宏。

     初代会長頓宮雄三さんご逝去

 考心会の初代会長をつとめられた頓宮雄三さんが、平成22年2月17日、悪性リンパ腫のためお亡くなりになられました。
 頓宮さんは97年9月27日、「心臓手術を受けた患者と医師が、同じ土俵で交流を持ちながら、術後の生活を考えよう」と、南淵明宏先生と一緒に「考心会」を立ち上げました。その後も会長として会の先頭に立ち、講演会や体験談の発表、広報・出版活動、パネルディスカッション、グループ討論、アンケート調査などに取り組むとともに、患者同士の交流を通して会を全国的な組織にまとめ上げました。頓宮さんの会に寄せる思いは格別なものがあり、その意味では「考心会」はまさに頓宮さんの生きがいでもありました。
 総会では吉村会長が逝去のご報告を申し上げ、出席者全員で黙祷、ご冥福をお祈りいたしました。