第17回(平成25年度)総会(2013年5月3日・大和市保健福祉センター)

「私の健康法」テーマに講演会とパネル討論会開催

 考心会の平成25年度(第17回)総会が、5月3日午後1時から大和市保健福祉センターで開かれ、会員205名が参加しました。挨拶に立った吉村悟一会長は、「昨年1年間で退会された方が129名、この4、5年の間で会員が約300名減少しました。考心会は17年目を迎え、会員の皆さんは嫌が応でも年を取り退会者も増えてきます。従って会員を増やさなければ会は存続していきません。皆さん方のご近所で、またお友達で心臓病で悩んでいらっしゃる方がいましたらぜひご紹介いただければ」と述べ、新規の入会参加を呼びかけました。
 この後、山田高美副会長を議長に選出して総会を開催、事務局側から平成24年度事業報告、会計報告・監査報告、並びに平成25年度事業計画案、収支予算案、会則の一部変更の承認を求める件、役員の一部改選の承認を求める件についての提案説明が行われ、審議の結果、全議案が全会一致で可決・承認されました。
 総会後、大崎病院東京ハートセンター長の南淵明宏先生と、相模原協同病院心臓血管外科部長の藤崎浩行先生が、「私の健康法」と題して講演、南淵先生は「健康法とは病気になるのではないかという不安におののくこと」、藤崎先生は「早寝・早起き、腹八分目の効用」についてお話しをされました。
 この後、南淵先生を司会にパネル討論が行われ、患者代表として参加した4人のパネラーはそれぞれに自己の健康法を披露、心のあり方やバランスの取り方、リセットの仕方、感謝の気持ちなど具体的な効用を話しました。

吉村悟一会長あいさつ  会員増強にご協力を

 こんにちは。お忙しいところを皆さん多数お集まりいただきましてありがとうございます。まず、この1年間、平成24年度の考心会の会員の動きをお話ししたいと思います。この1年間で退会された方が129名おりました。
 その内訳は、お亡くなりになった方が21名、ご高齢やご病気でこれ以上ついていけないからやめさせてくださいと言われた方が22名、本人のご都合で退会された方が38名でした。そのほかに転居先不明で郵便物が戻ってきた会員が6名、それから会則にある2年間会費を滞納された方は自動的に退会となり42名でした。合わせて129名。人数としてとても多いように見えますけれど、17年目を迎えた私たちの会は、嫌が応でも皆、年をとっていきます。それ相応にいろいろな事情で退会せざるを得ない人が出てきます。何も今年に限ったことじゃなくて、このぐらいの人数の動きは毎年あります。 
 では入会者はどのぐらいあったのかというと、昨年度の入会者は16名でした。これはちょっと心配する人数だと思っています。多いときは100名を超える会員を迎えることがありました。少なくとも50名以上の会員が入会されてきました。そういう点ではこういう状態が続くということは、会の将来を考えると心配になってくるなという感じを持っています。私たちの会で最大の人数を集めたときは900名台です。現在600名台ですから、この4、5年の間で約300名減少しました。
 私がこういうことをお話しするのは、会が自らの力でもって、会員を増やさなければ会は存続できないという思いがあるからです。私たち幹事会ではいろいろと努力はしています。またこれからも頑張っていきます。皆さん方のご近所で、またお友達で心臓病で悩んでいたり、健康のことで心配になっている人たちがいらっしゃいましたらご紹介いただければ、会の方で資料もつけ丁寧に対応してお誘いしたいと思っています。
 私がなぜ考心会に入ってこういう活動をしているのかといいますと、心臓病では命はとられない、生活習慣病にも負けない、そういう毎日を過ごしていきたいという思いからです。この思いは多分皆さん方も同じだろうと思います。そういう思いを「私の健康法」という一つの言葉の中に入れ込んだのが本日の総会でございます。
 いつものように南淵先生と藤崎先生にご講演いただきます。そのときに少し健康法の話も入れてくださいとお願いしてあります。その後行われるパネル討論では、南淵先生の司会、藤崎先生の助言で、会員の方々に具体的な健康法を話してもらい、それを柱にしながら、どうすれば皆さんの健康を維持できるのかというテーマに対して一つの方向性を出せればいいなと思っています。
 ただ、私たちの健康法といってもやはり継続してやることが大事です。1日やって飽きちゃった、忘れちゃったというのでは健康法にならないわけです。どうやって持続させていくかということも話し合ってもらえればと思います。この話し合いは壇上に上っている人だけの話にしないで、時間があれば皆さん方も一緒に討論に加わり、より多くの知識と経験を交流し合う場になっていただければと思います。短い時間ですけれど有意義な時間になっていただくことを願って挨拶に代えます。

司会の古沢事務局次長

議長をつとめる山田副会長

事業報告する山本事務局長

会計報告をする大貫会計

監査報告をする浅野会計監査

総会風景

平成25年度事業計画・収支予算案を可決


 ■平成24年度事業報告 総会=5月6日@13時開会(大和市保健福祉センター)出席者256名。第1部=総会。平成23年度事業報告・会計報告・監査報告の承認を求める件、平成24年度事業計画案・収支予算案、会員交流名簿「心のひろば」作成の件、役員の一部改選案の承認を求める件など6議案が提案され、審議の結果、全会一致で可決承認されました。総会後、南淵明宏先生(東京ハートセンター長)に「近況報告とブルネイ王国での心臓手術」について、藤崎浩行先生(相模原協同病院心臓血管外科部長)に「延命と救命」についてご講演をしていただきました。この後、国士舘大学大学院救急システム研究科教授の田中秀治先生をお迎えして、「心肺蘇生法の重要性について」と題し、特別講演と学生スタッフ2名によるAEDと心臓マッサージのデモンストレーションが行われました。講演会=10月24日(水)13時開会(藤沢市民会館第1展示ホール)出席者120名。第1部=ミニ講演「近況報告・心筋梗塞の予防・炭水化物ダイエットについて」南淵明宏先生(東京ハートセンター長)。第2部=グループ討論(病名別10組に分かれてグループ討論)。パネルディスカッション(南淵先生と各グループの代表8人によるパネル討論)。会員交流名簿「心のひろば」の作成=平成24年度版名簿申込者196名。名簿は病名別(冠動脈疾患・心臓弁膜症・大動脈疾患・心室中隔欠損・不整脈)に分類して会員番号順に掲載。8月末会員に配布する。幹事会・役員会=28回(幹事会24回、その他4回)総会・講演会の企画と準備(案内書・報告書・計画書の作成・発送、「考心」の編集・校正・発送)。会員交流名簿「心のひろば」の編集・校正・発送作業。会報「考心」の発行=第30号(6月10日発行・A4判32ページ・1800部)。第31号(11月25日発行・A4判32ページ・1800部)。HP(ホームページ)による広報活動(http://www.koushinkai.net/)=会の活動PRと入会への呼びかけ。会員数(平成25年3月31日現在)=一般会員653人(前年度比▲113人)、協賛会員4法人(前年度比▲3法人)平成23年度入会者16人・退会者個人129人・協賛会員3法人。
 ■平成24年度収支報告 収入の部=前年度繰越金142万2千25円、会費184万2千円、協賛会費4万円、寄付金6万円、雑収入9万3千34円、特別準備金繰入0円、合計345万7千59円。支出の部=総会・講演会費32万2千490円、「考心」発行費73万372円、委託費12万752円、通信費16万2千360円、傷害保険6千840円、会議費27万1千739円、渉外費2万1千800円、交通費16万8千270円、事務費9万7千817円、手数料2千520円、慶弔費6万円、修繕費0円、予備費0円、次年度繰越金149万2千99円、合計345万7千59円。財産目録=普通預金残高141万5千802円、現金残高7万6千297円。特別事業準備金勘定決算書=160万円。
 ■会計監査報告 現金出納帳、預金通帳、現金、総勘定元帳、証憑書類など監査の結果、正確にて誤りなしと認めます(4月7日会計監査浅野武央、田幸子・印)。
 ■平成25年度事業計画 総会=5月3日E13時開会(大和市保健福祉センター)207名出席。平成24年度事業報告、会計報告、監査報告、平成25年度事業計画案、収支予算案、会則の一部変更の承認を求める件、役員の一部改選の承認を求める件など6議案を提出、全会一致で可決承認されました。講演「近況報告と私の健康法」南淵明宏先生(大崎病院・東京ハートセンター長)、講演「私の健康法」藤崎浩行先生(相模原協同病院心臓血管外科部長)、パネル討論「私の健康法」(司会南淵明宏先生・助言者藤崎浩行先生・パネラー北川都・大貫武男・梅澤千代子・渡辺忠昭)。講演会=会場、日時、内容未定。幹事会・役員会=20回(総会・講演会の企画・準備・考心の編集・校正・発送作業、会員交流名簿「心のひろば」の作成と発送作業など)。会報=「考心」の発行(6月、11月)。ホームページによる広報活動=会の活動PRと入会の呼びかけ。
 ■平成25年度収支予算 収入の部=前年度繰越金149万2千99円、会費195万円、協賛会費6万円、寄付金0円、雑収入2万円、合計352万2千99円。支出の部=総会・講演会費70万円、「考心」発行費90万円、委託費15万円、通信費40万円、傷害保険料2万円、会議費35万円、渉外費10万円、交通費25万円、事務費30万円、手数料1万円、慶弔費3万円、特別事業準備繰入金20万円、予備費11万2千99円、合計352万2千99円。平成25年度特別事業準備金勘定予算書=180万円。