2004年「講演会」開かれる(2004.11.03)

グループ討論で会員(患者)の話に真剣に耳を傾ける会員

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手術の成功は患者の勝利南淵先生と日本光電の桐谷室長が講演

 考心会の平成16年度講演会が11月3日藤沢市民会館第一展示ホールで開かれ、200人を超える会員と大和成和病院からも多くの病院スタッフの方々が参加されました。
 第1部では大和成和病院の
南淵明宏先生が心臓外科医としてのご自身の執刀体験を披露しながら、「手術への理解、恐怖を乗り越えて手術を受けられた皆さん方がここにおられるのは、まさに皆さん方の大勝利です。患者力が手術を成功に導くわけで、患者さんの勇気が自分にも大きな勇気を与えていただいている」とお話しされました。
 続いて日本光電PAD推進室の
桐谷純室長が、今年の7月、厚生労働省が一般にも使用を認める通達を出したことで注目されているAED(自動体外式除細動器)についてお話をされ、デモ機を作動させながら心臓突然死を防ぐ除細動器の使い方について説明をされました。
 第2部では、参加者が小グループに分かれて「グループ討論」を行いました。これは会員同士が手術の体験や術後の過ごし方などを話し合うことによって、今後の生活の参考にするもので、昨年同様大変好評でした。討論終了後は南淵先生が各グループを回られ、討論で話題になったことや質問などについて一つひとつお答えになられました。

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